放っておくと意外に危険な耳の病気

難聴の人は聞きたいバロック音楽

耳の病気というと、やはり一番先に思いつくのは、耳が聞こえにくくなる難聴を思い浮かべる人も多いかと思います。
この難聴は、オージオメーターという聴力を測定する機械によって聴力が測られ、平均聴力20dbまでが正常となり、それ以上の場合は難聴ということになります。

難聴は大きく分けて、先天性のものと後天性のものがあります。また、高音が聞きにくいもの、低音が聞きにくいものなど原因も症状もまちまちです。
そんな中でよく耳にするのが、老人性難聴と突発性難聴とです。

老人性難聴は、加齢により内耳の感覚細胞や神経経路に障害が起こり、音の伝達に支障を生じることで起こるとされ、喫煙やストレス、動脈硬化も要因になります。高音域から徐々に聞こえが悪くなっていき、だんだんと会話音域でも聞き取りにくくなったりしてきます。
加齢によるものなので、治療といっても特に有用なものはなく、生活に支障がある場合は、補聴器による対策がとられます。

一方、突発性難聴は、40代~50代の人に多く発症しますが、子供や高齢者にも見られます。突然に耳が詰まった感じや耳鳴り、めまいなどがあり吐き気を感じることもあります。
原因はストレスや疲労も要因にあるのではないかと言われていますが、詳しいことはわかっていません。
ステロイド薬や循環改善薬、ビタミン剤等が治療に用いられます。
早期治療ほど、治療効果が高いので、突然聞こえが悪くなったような場合は、早めに医療機関を受診することをお奨めします。

最近では、難聴に関しては、音楽療法というものが注目を浴びています。ジージーと蝉が鳴くような耳鳴りが、1日2回、モーツァルトの音楽を聴くだけで改善したというよな例もあります。
モーツァルトの音楽は、脳をリラックスさせるα波を多く出させるという働きが知られていて、聞くことにより心身がリラックスできるので、ストレスからくる難聴などに有用であるとされています。

また、バロック音楽、特にモーツァルトの曲は、4000~5000ヘルツという高周波領域の音が多く含まれていて、これらが自律神経や聴神経等の知覚神経が活発に働くようになるから、難聴の改善にモーツァルト等の音楽を聴くことが有用だという報告もあります。

すべての人の難聴が良くなるというわけではありませんが、特定の人には効果があるようで、音楽を聴くことにより、リラックスできたり集中できたりというようなこともあります。

難聴やミミの聞こえが悪くなったということであれば、モーツァルトなどの音楽を聴いてみるのも1つの方法かと思います。